「やりがい」を自ら作り出す方法

研究室に配属されて4ヶ月が経とうとしている。

元々興味のあった半導体という分野からはかけ離れた無線通信という分野を研究する事になった。

研究室生活がスタートする前は、そんな所で研究に対してモチベーションを維持出来るのか、そもそもやる気を出す事が出来るのかと不安になった。

 

しかし不思議な事に、始まってみると意外とやる気ってのは湧いてくるもので、改めてその理由を考えてみた。

多分これが分かれば今後、仕事をやっていく上でも、というか何をする上でも参考になると思うので、まとめておこうと思う。

 

ちなみに、タイトルにある「やりがい」ってのは、ここでは自身から感じられるやる気ってことにさせてもらう。

 

モチベーションを維持出来る原因となっている要因はいくつかあるのだろうが、いくつか羅列してみる。

 

全く知らないといってもいい分野ゆえに、勉強すれば勉強する程、知る事が多く、その刺激が面白いということ。

研究という分野でPDCAを意識する事で、普段生活している以上に工夫する面白みが得られるということ。

切磋琢磨しあえる同期、尊敬出来る先輩と先生という人的要因。

自分の未熟さを実感することで、足りない部分を補いたいという想い。

未熟な部分だけでなく、得意な部分を少しでも伸ばしたいという想い。

そして、それらの部分が改善された先にある目標となる姿、将来像に向かって日々少しでも前進しているという実感。

 

 

上2つの項目から連想する事は、知識的欲求というのだろうか。

新たな事を知りたいとか、知る面白みってのも、人によって強い弱いはあるだろうけど、そこを意識する事で、仕事にしてもなんにしても楽しめる場面というのは増えるのではないだろうか。

 

他の項目を見てみると、残りは成長への欲求だろうか。

元々負けず嫌いな部分はあったろうから、切磋琢磨しあえる同期に恵まれたというのはラッキーだっただろう。

これはどこに行っても出会えるものかどうかは分からないが、そうでなかったとしても、人の長所を見て、それに勝ちたい、超えたいと思う事によって、モチベーションは維持出来る。

 

自分の目標があってこそなんだろうけども、今やっていることと将来像、理想像が直結していなくても、やっている事柄から如何に理想像につながる要素を抽出出来るかが大きいと感じる。

今の自分の未熟さを認めながら、如何にして理想像に近づくか、努力するか。

そして、どうやればその理想像に近づいているか実感出来るようにするかで、得られる満足感も違うのではないだろうか。

 

 

どんな状況にあってもやりがいを得ようとすると、自分がどんな欲求を求めているかを理解し、それを得られるように考えて行動する、工夫する事が大切なんだろうと感じる今日この頃でした。