メディア・報道

今日は最近考えている2つのことを書こうと思う。

 

最初は、テレビの番組について。

僕は昔からあまりテレビを見ないのだが、最近一層見なくなったと思う。

それはテレビ以外の娯楽があるからだなんて意見もあるかも知れないが、それ以外の要因も多い気がする。

昔は、たけしの万物創世記とか、プロフェクトXなんて番組があって、毎度毎度内容が当たりという訳では無かったように思うが、それでも、科学の面白さや、多くの素晴らしい人たちを紹介してくれる番組がそこそこあったように思う。

幼心に、紹介される科学の話や技術者、科学者など多くの事柄に感動を覚えた記憶がある。

でも、今はどうだろう。

制作費が無い事もあるだろうが内容の無い番組が増えて、面白いと思う番組も少なくなってしまったのかなと感じる。

それは自分が歳をとったことも理由なのかも知れないが。

最近だと、NHKのEテレなんかは面白い番組をやっていたりするが、民放では本当にそういう番組が無くなってしまって、寂しく感じる。

もう一度、あの様な番組作りをするところが出てきてくれても良いんじゃないかなと、個人的には思っている。

 

 

次は、報道の内容について。

ただ、善し悪しを過去と比較するには、少し難しい部分もあるのでやめておこうと思う。

今回は、政治と経済について書こうと思う。

 

政治も経済も、僕にはまだまだ知識不足な部分があるが、それでも最近の政治の報道の仕方はまずい気がする。

政治の内容自体も迷走しているが、メディアがくだらない部分を取り上げすぎるから、政治家も訳の分からないところで頑張って、本当にやらないといけない部分を疎かにしているという可能性があるのではないだろうか。

それが全ての政治家に当てはまる訳ではないし、頑張ってくれている政治家の人に失礼だと思うが、それでもこのままバカな事ばかり報道していては、本当に国民が政治に興味を失ってしまうと思う。

そうなったら本当にこの国は終わってしまう。

今ですら、多くの人たちはメディアに踊らされて、自分でその内容を考えて、自分でその内容を吟味して、良いのか悪いのかなどの自分の意見を持とうとしてないんじゃないかと感じる事が多い。

 

経済についても似た様なことを感じる。

ここ何年も、ずっと不景気だ、不景気だと報道されている。

確かにバブルを経験した大人達からすると、不景気だと感じるのかもしれない。

ただ、それは僕たち若い世代からすると、生まれてからずっとこんな状況で、特に不景気と感じる事はなかった。

むしろ、悪くはないはずだと思っている部分もあるだろう。

それなのに、不景気だ不景気だと報道され続けては、若い世代が将来に希望を持ちにくくなったり、保守的になるのも仕方が無いと言いたくなる。

こちらとしては、そんなに不景気アピールしなくて良いから、もっと将来に希望が持てる様な報道をしてくれと言いたくなる。

まあ、そんな報道をしていても、それに流されずにどうすれば上に行けるかを自分で考えていれば良いだけの話なのかも知れないが。

実際、業況判断を見ると、バブルの頃の異常な所は無視しても、今はプラマイ0から若干のプラスよりで、多少上向きに推移しているのではないだろうか。

 

政治にしても、経済にしても、今後この国を支える立ち場になる人たちは、自分で考える、判断することを忘れず、日本を良くするために、世界で勝負するために何が出来るのか、何をするのかを問い続ける必要があると思う。